読み込めなくなってしまったデータ復旧の作業は、料金の相場や目安といったものがわかりにくいのが現状。私たちのような素人では、どれくらいが適正価格なのかわかりません。
そのため、料金は業者の言い値になってしまうことがまだまだあります。有名な業者に頼んで高額の費用を請求される一方で、他社の復旧サービスでは何倍も安く済む、ということがあるのです。1社だけの料金を見て決めるのではなく、何社か料金を比較した上で、データ復旧を依頼する業者を決める方が良いのです。
上述のように、有名な会社でも想定していない高額な費用が請求される可能性があります。何十万円も請求される可能性を考えると、データ復旧はなかなか頼みづらいもの。リーズナブルな料金でデータ復旧を依頼するためには、一律料金や上限価格をチェックしておくことが大切です。
どんなに特殊な状況でも、上限価格が設定されていれば、過度に高額な費用がかかることはありません。メディアの種類や障害の度合いを問わず一律料金が設定されていれば、なお安心です。「○○円〜」といった最低料金に惑わされず、上限や一律料金をチェックしましょう。
データ復旧業者30社の料金設定をリサーチして、電子機器の種類別にまとめました。それぞれの機器ごとに、料金が安い業者を見つけることができる比較リストとなっています。
パソコンのデータが壊れてしまう理由や、そもそもデータはどんな装置に記録されているのか、そしてデータが壊れてしまった時の復旧業者の料金を30社調査した結果をまとめました。
パソコンで保存しきれなかったデータを記録するためなどに使ういわゆる外付けHDDのほかにも、データ復旧業者によってはパソコンなどに内蔵されたハードディスクや企業で使用する記録機器を指す場合もありました。次のページで料金の表示があったデータ復旧業者の復旧費用をすべてまとめてあります。
NASは、通常のハードディスクよりもシステムが複雑で料金も高額になりがち。業者ごとの料金を調査して、お得な業者の選び方を考察しています。
NAS(Landisk、terastationなど)の
データ復旧料金相場
業者によっては情報が少ない、デジカメのデータ復旧の料金相場をまとめました。また、メディアの持ち込みと郵送のどちらがいいのか、検討しています。
こうしてデータ復旧料金を概観してみると、業者によって費用は大きく異なることがわかります。業者を慎重に選ばないと、必要のない費用がかさんでしまうことになりがち。料金設定のリサーチと比較検討が重要であることがわかります。
また、これらの料金はメディアの記憶容量や、データが読み込めない原因(論理障害や物理障害)の重さによって変わります。実際にかかる費用は素人には判断できないので、一律料金を設定している業者に頼むことが確実に料金を抑える方法のようです。
主要9製品!
安くて安心できる
データ復旧業者
※1TB の場合、破損状況が分からない状態での最高料金
最安料金でも高い復旧技術
1位のPCエコサービスは容量・障害問わず一律料金で復旧を行っています。警察機関や官公庁などが利用しているPC-3000を利用しており、技術面にも安心できるでしょう。
大阪ギガデータは重度障害の場合は別途見積もりが必要となります。
※PCなど500GBの内蔵HDDで、破損状況がわからない状態での最高料金(税別)
わかりやすい料金体系で1位
容量に関わらず一律料金で引き受けるPCエコサービスが、費用発生前に復旧できるデータを見られる業者としては最安値でした。口コミを調査したところ、安いだけでなく対応が丁寧だったとの声がいくつも見つかっております。
大阪ギガデータは重度障害の場合は別途見積もりがありますのでご注意ください。
※容量設定なし、破損状況がわからない状態での最高料金(税別)
HDDよりも復旧が難しいとされるSSDは…
HDDと違って、SSDに対応しているデータ復旧業者はそれほど多くありません。そのため高額に設定されることが多いのですが、1位のPCエコサービスならHDDとそこまで変わらない料金でデータ復旧ができそうです。
WinDiskRescueは重度障害の場合は別料金となります。
※64GBの内蔵メモリで、破損状況がわからない状態での最高料金(税別)
スマホは専門サービスの方が良いかもしれません…
データ復旧業者は、多くの場合一般利用者だけでなく法人も利用するので、やや法人向けな価格設定がされているのですが、スマホに関してはほとんどの利用者が個人。他のデータ復旧とは少し毛色が異なるのが現状です。
私が調べた中ではこのような結果となりましたが、スマホ水没に強い実店舗系にあたる方が安くできる可能性があります。
※2TBで1本単位の場合、破損状況がわからない状態での最高料金(税別)
技術面にもご注目ください
PCエコサービスは、RAIDの種類等にかかわらず一律39,800円を掲げており、最安値となりました。ここでは復旧可能なリストの提示があり、料金にある程度の上限が存在するデータ復旧業者を紹介していますが、それに加えてPCエコサービスは復旧の機材として官公庁なども使用しているPC-3000を使用している点にも注目です。
2位の業者は重度障害の場合は別途見積もりが発生するようです。
※2TBの場合、破損状況がわからない状態での最高料金(税別)
まずはお問合せを
内部の構成がわからないものなので、総額でどれくらいの費用がかかるかイメージを持たれにくいかと思います。
そのために安心して依頼できるデータ復旧業者から安値を提示している業者を厳選してまいりましたので、まずは実際にご相談をされてみることをおすすめいたします。
大阪ギガデータは、郵送であれば全国対応です。重度の場合は見積もりが別途で行われるようなのでご承知おきください。
※32GBの場合、破損状況がわからない状態での最高料金(税別)
個人でお悩みの方が多い機器は…
デジカメやスマホなど、個人のお客様が多いのではないでしょうか。そのため安いデータ復旧業者はとことんお安い、という結果となりました。
大阪ギガデータは郵送なら全国対応可能で、容量問わず一律1万円でございました。ただし、1位2位どちらも重度の物理障害は別見積もりです。データ復旧業者の一律料金はまだ少なく、1位の業者と東京にある「PCエコサービス」だけでした。
※32GBの場合、破損状況がわからない状態での最高料金(税別)
最安は明朗会計の大阪。
一律料金を提示している数少ないデータ復旧業者の大阪ギガデータが最も安い金額を提示されていました。何よりクラシックで親しみやすいホームページがいいですね。
3番目に安かったのは39,800円の「PCエコサービス」というデータ復旧業者で、こちらも一律料金を掲げており安心できます。